前に作ったのは、
上立岩と下立岩の形だったから
これもこれから行く場所を示しているのかもしれない。
頭では意識できないところで、自分はもうわかっているのだろう。
宮古島に行って石庭を見た時には
このオブジェたち(他にも数体ある)は
石庭を表してたのかぁと思ったけど、置いてみたらなんか違う。
そう、数種類あるけど、これだけなんか違う。
のちのちわかるんだろな。
エネルギーの渦。ボルテックス。
よじれ、ねじれ、うねりとなって繋がっていく。
作った形に、自分の囚われを見る。
この形には、ひとつとして整ったところはない。
そう、ものの有り様は、いつでもこうなのだ。
それを思い出す。
わかりやすい形をなしているものだけが、「存在」している全てではない。
それでも、それを形にしようとするのが、この世界の面白いところだな、と思う。
触れる、とは、何に対していう言葉なのだろう?
形をなす、とは、どういうことなんだろう。
この土から作られ、火で焼かれた存在は、
一瞬でまた土に還る。
その変質、が、好きだ。
何もかもとどまることを知らず、変わっていく。
それだけが、この世界のルールだ。
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