N/Lightning card02【照らす Light my way】


待つ。

底の底に背中が着いた時、
「私」は、居なくなった。
と、同時に確かにそこに居た。

すべての隙間に。
すべての瞬間に。

その沈黙の時に
闇の中に
あるはずのないひかりを
全身に浴びて
たゆたう。

ただ愛のなかにいる。

そして
みずからが
あいとひかりを放つとわかる時

ちのそこはぬけ
くうとなる。